鬱病拓磨の院生日記

鬱で仕事を辞めて大学院生になった拓磨が綴る、隠れNEETな大学院生の雑記帳

鬱の社会人が大学院に逃げ込んだ話

1年位前の話。

 

会社に行きたくないと思う日々が続いて、ついに会社を休んだ。

風邪だと嘘をついて2日間出社拒否した後、3日ぶりに会社に行ってみると上司に呼ばれ、精神科に行って来いと言われた。

上司には心の不調はバレるらしい。

 

スマホで探した精神科に行くと、鬱及び適応障害と診断された。

診断書を会社に持ってくと、とりあえず2週間の傷病休暇になった。

 

2週間家に引き篭もった後、再度精神科に行き、1ヶ月の休職が必要である旨の診断書を貰った。

もうこの時には会社を辞めようと腹の中では決めていたのだと思う。

 

会社に電話し、すぐには復帰できないことと診断書を郵送することを伝え、傷病休暇が使える期間と自分の有給休暇の残日数を確認した。

また、人事によると有給を使い切った後も健康保険から1年半は傷病手当金が支給されるらしい。

とりあえず、当面のお金の心配はないわけだ。

 

年度末までは傷病休暇と有給休暇で休めるとのことだったので、年度末に退職しようと考えた。

転職する気力もなく、このままだとNEETだなぁ〜と、精神科のクスリを飲みながらぼーっとかんがえていた。

 

当面のお金の心配がないとは言え、履歴書に空白期間があるのは嫌だし、再就職するときに不利になるので、履歴書の学歴欄を増やすことにした。

 

そうと決めたら話は早く、早速ゼミの教授に電話をし、大学院に進学したいことと指導教官のお願いをした。

教授は私が鬱になったことを風の噂で知っていたようで、指導教官を引き受けてくれることになった。

 

私学なのでそれなりに学費はかかるのが懸案だったが、1年分の学費に相当する貯金があったことと、修士の2年間のうち1年6ヶ月は傷病手当で生活できることから思い切って進学することにした。

学費と生活費、社会保障なんかの話はまた別の機会に書ければ書こうと思う。

 

2月下旬に(卒業生なので)ほぼ100%受かる形だけの大学院入試を受験し、4月に大学院に入学した。

こうして大学院を隠れ蓑にしたNEET生活が始まった。